【重要】「第一回しずとう文学賞」選考結果のお知らせ
静岡東部出版が主催する「第一回しずとう文学賞」に作品をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
厳正なる選考の結果、以下の通り決定いたしましたので発表いたします。
■ 選考結果
| 賞 | 作品名 / 著者名 | 状況 |
| 最優秀賞 | — | 該当なし |
| 優秀賞 | — | 該当なし |
| 佳作 | 『クリスマスを掴み取れ』/ シュレッダーパンダ | 入選 |
■ 佳作・選考講評
『クリスマスを掴み取れ』/ シュレッダーパンダ 著
【講評】
地方都市の閉塞感と、SNS時代の残酷な倫理観を鮮やかに切り取った野心作です。
主人公・亜里沙の徹底した虚無主義(ニヒリズム)が、単なる悲劇に終わらず、脅迫者を逆手に取って実利を得るという「歪んだ逞しさ」へと昇華される展開には、既存の青春小説にはない冷徹な力強さを感じました。
正義や感傷を捨て、一滴の涙も流さずに乾いた笑いを漏らすラストシーンは、現代社会の一側面を見事に象徴しています。物語の構成力と、一貫した世界観の構築が高く評価され、今回の入選に至りました。
■ 総評と今後の開催について
記念すべき第一回の開催となりましたが、応募総数が極めて少ないという非常に厳しい現実に向き合う結果となりました。
最優秀賞および優秀賞については、本賞が求める「静岡から新しい文学の風を吹かせる」という基準に照らし、厳正に審査した結果、残念ながら「該当なし」と判断いたしました。一点一点の熱意には敬意を表しつつも、賞の威信を保つための決断であることをご理解いただければ幸いです。
また、今回の応募状況を重く受け止め、「第二回しずとう文学賞」の開催の是非、および今後の運営体制については、現在、社内にて慎重に協議を進めております。 次回以降の展開につきましては、決定次第改めてご案内申し上げます。末筆ながら、本賞に関心を寄せてくださった皆様に厚く御礼申し上げます。


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